独立国の道
2012年 07月 22日
7月9日、時々読んでいるある人のブログに憲法9条についての記事があり、以下のようなコメントを書いた。
その数日後、12日の朝日新聞。詩人の辻井喬さんのインタビュー記事を読み、わが意を得たり、と思う。
(下記、引用)
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よく「日本も普通の国になるべきだ」という論を耳にします。
しかし、もし日本が他の国家と同じ「普通」になってしまうのであれば、今得ている多くの信頼や立場や関係性を失ってしまうでしょう。
9条があるからこそ、他の国にはない外交における独自性、オリジナリティーが発揮できるのであって、それを手放して普通の国になることは、日本の価値を低めることになるのではないかと思います。
その数日後、12日の朝日新聞。詩人の辻井喬さんのインタビュー記事を読み、わが意を得たり、と思う。
(下記、引用)
「自分は独立国である日本の指導者であるという意識が、政治家に希薄になった。これは恐ろしいし、寂しいことです。皮肉な言い方をすると、米国の占領政策の偉大なる勝利です。『国のことは大事だが、君らは考えなくてもいい。米国が面倒みるから』と言われ、受け入れてしまった。米国と仲良くするのは大事ですが、問題はそのやり方です」
「ただ、だから軍隊を持たないと国家観が生まれない、というのは短絡的です。国家観のない国の軍隊ほど民衆にとって危険なものはない。道は細く険しいかもしれませんが、日本は平和憲法とその思想を掲げ、独立国の道を歩むしかありません。」
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by koharu65
| 2012-07-22 22:58
| 雑感