靴屋と老女(夢の話)
2008年 01月 24日
私は無性に悲しくなって、大粒の涙をぽろぽろと流す。ああ、老女たちとも今日でお別れなのだ、と思うと、悲しくて悲しくて仕方がない。城壁のような屋上の手すりにもたれかかって、私はぽろぽろと涙を流す。
古ぼけたデパートの雰囲気が数日前に見た夢の中の時計屋の空気と似ている。靴の修理屋というのも時計屋と何か関連があるかもしれない。白いシートの上にお金が集められている様子はお正月の神社みたいだ。すると老女たちは神様なのだろうか。
過去を振り返れば羞恥心に苛まれ、未来を想像すれば不安に襲われる。ただ道を踏み外さないように、足元だけを見つめて一歩一歩進むのが精一杯。だからせめて足跡を残そう。
2008年 01月 24日
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