過去を振り返れば羞恥心に苛まれ、未来を想像すれば不安に襲われる。ただ道を踏み外さないように、足元だけを見つめて一歩一歩進むのが精一杯。だからせめて足跡を残そう。


by koharu65

カテゴリ:中国旅行記( 40 )

 昨日のお土産の話でいちおう北京旅行記もおしまいのつもりだったのが、思い出してしまった。旅行記の始めのほうで、北京広播大厦酒店の紹介をしたとき、壁が薄くて隣の声がよく聞こえる、これについては後日エピソードを紹介する、などと書いたことを。
 時間が経ってみると、たいしたエピソードでもないと書く気も失せてしまったのだが、書くと書いたことを全く無視して書かないのもなんだか気持ちが悪いので、いちおう簡単に書いておきます。
 本当にたいしたことのない話なのだけれど。
 
 残すところ二晩となった夜。隣の部屋から大音量の音楽が。その前も時々話し声が聞こえたり、テレビの音が聞こえたり、壁が薄いんだなと思って、私もテレビのボリュームに気をつけてた。でも皆夜が早いのか、眠りにつく頃には周囲はしんと静まりかえっていて、その日までは壁の薄いことも特に気にもならず、快適に過ごしていた。
 なのにその晩はいつまでたっても音楽が鳴り止まない。次の日も。とうとう耐え切れなくなって、夜中の1時過ぎにフロントへ。
 フロントのカウンターの奥から話し声が聞こえるのに、人の姿が見えない。奥の部屋にいるのかなぁ?と思いつつ、まだカウンター前に着かないうちに、ちょっと遠くから「ふーうーゆえん(服務員)!」と呼んだ。すると、「ぎゃー!!!!」という男の悲鳴がロビーじゅうに響きわたった。カウンターの向こうに隠れるようにして座っていた若い男性従業員が、同じ夜勤の女性と夢中になっておしゃべりしているところに私が突然声を掛けたものだから、びっくりして大きな叫び声をあげたのだ。
 彼は、あー、びっくりした、と胸を押さえ、恐縮して何度も何度も、すみません、と謝った。
 その後、私が事情を説明すると、フロアの警備員に連絡を取ってくれて、その部屋に注意するよう指示を出し、それから一緒にエレベーターを上がり部屋まで送ってくれた。
 私は彼の叫び声を聞いた時点でまずあっけにとられ、事情がわかった後は男性のあんな恐怖の叫び声を聞くのはめずらしいと、おもしろくて、笑いだしたくなるし、すっかり毒気が抜けてしまった。しかも夜勤の若いふたりが心から気遣ってくれている様子がよくわかり、温かな気持ちになって、いらいらした気分などどこかへ行ってしまったようだった。

 隣の部屋がそんなふうでなかったら、あんなおもしろい悲鳴を聞くことも、温かな気遣いを受けることもなかったので、結局は貴重な体験をしてなんだか得をした気分だったのでした。
 災い転じて福となす。
 とっぴんぱらりのぷ。
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by koharu65 | 2011-12-10 23:23 | 中国旅行記
 王府井の土産物屋で美少女コンパクトを買いました。
 蓋の上に少女の絵柄がはめ込まれていて、コンパクトを傾けると角度によって、少女が目を開いたり閉じたりします。唇の端も少し上下して表情が変わる。もう可愛くて可愛くて、ひとめぼれ。
 姪っ子たちにと、買いました。実は旅行や何かで3人の姪っ子にプレゼントをあげるたびに、毎回どの絵柄や色がよいか取り合いになるので、本当は全部同じ絵柄を買ってくるのがよいのです。でも、選んでいるときは、そんなことすっかり忘れてた。いろんな女の子がよりどりみどり、この子が可愛い、あ、この子も…、と選ぶのがすごく楽しかった。
 作りはあんまり精巧じゃないので、大人の女性へのお土産としては、ちょっとふさわしくないかも。なにせひとつ10元(120円)だから。

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 傾けると絵柄が変わるタイプのお土産は、帰りに北京の空港でも売られているのを見ました。コースターやマグネットなどに使われてて、絵柄も全然違うふたつの絵が現れたり、すごく凝っていて作りもよいものでした。(値段も高い)
 でもデザインとしては、これらの少女たちの可愛らしさが逸脱!


 
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by koharu65 | 2011-12-08 22:04 | 中国旅行記
 昨日、朝起きたら左肩の筋が痛くて首や肩をひねることができない。まっすぐ前を向いてキーボードを打つことはできるけれど、肩には常に鈍い痛みが貼りついている。ある一定の方向に体を動かそうとすると強い痛みが走るので、こわごわと体を動かす。そんなふうに動きが制約されると、体全体がぎくしゃくとして、休まりません。
 まあ、たぶん寝違えなので、シップを貼って2,3日も待てば治るでしょう。

 とりあえず、一昨日のつづきだけは書きます。

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 さて、昨日のつづき。タクシーの話というよりも、タクシーを降りるときに出合ったエピソードをふたつ、紹介します。

 ひとつ目は王府井の入り口でタクシーを降りようとしたときのこと。
 タクシーが目的地の王府井の入り口で停車すると、それを見た若い女の子が次に乗ろうとすかさず駆け寄ってきた。そして、私たちが降りようとするのを待ちかねるようにして、ドアを開けたままレシートの発行を待つ私たち越しに、ドライバーに何か話しかけた。
 するとドライバーは、手を横に振りながら、
 「だめだめ、ここは降車専用なんだ。タクシーを拾えない場所なんだよ。」
と言う。
 「あ、そうなんだ。
 タクシーを“拾う”(中国語で“打車”)んじゃなくて、ここでちょっと私を車に乗せてくれればいいんだけど(“譲我上車”)。だめ?」
 「馬鹿馬鹿しい(“費話”)!同じことだろ。」
ドライバーはあきれたように言った。
 女の子は冗談でもなんでもなく、まるっきり真顔でこれを言ったのだ。真剣にこんなボケたことを言うなんて、今思い出しても面白くてくすくすと笑ってしまう。ドライバーのツッコミもテンポよく、ちょっとしたコントみたいだった。

 ふたつ目も、タクシーを降りるときのこと。
 私たちの乗ったタクシーが道端に車を寄せると、すぐに若い20代くらいの男性が駆け寄ってきた。それとほとんど同時に、横から子どもを抱っこした母親が現れて、ドアの前に立った。
 若者は、その母親に向かって、
 「このタクシー、僕が呼んだんだ。」
と言う。
 母親は怪訝な顔をした。私も、え?どういうこと?って不思議に思った。
 彼は続けて、
 「さっき、このタクシーが向こうからぐるっと回ってくるときに、僕が呼び寄せたんだ。」
と、言う。
私は、全然理屈に合わないことを言うなぁ、と思ったのだけれど、子どもを抱えた母親は、
 「そうなの?わかったわ。」
と引き下がる気配を見せた。
 そのやりとりを耳にしながら、夫が先に、私は後から車を降りた。ドアの前に立つ若者に向かって、夫が、
 「小さな子どもがいるんだから、ゆずってあげたら?」
と言うと、若者は気まずそうな顔をしながら、
 「あ、…、ああ、どうぞ。」
と素直に譲った。
母親は、
 「ありがとうございます。」
とすごくうれしそうだった。

 始めからちょっとずるいというか、理屈をつけて自分を優先しようとした彼が、たった一言で、決まりの悪そうな顔をして譲った。それは、本当は子どもを持つ母親に譲るのが正しいあり方だよね、という共通の認識が失われずにちゃんとあるからこそだと思う。
 言われなくてもそうするほうがもっといいんじゃないの、ってことかもしれないけれど、でも、私はその若者の中に、ずるさやわがままと素直さとが同時にあって、でも結局は、柔らかで素直な心が表に出たというそのごく普通の人間の生活の光景に、心を打たれたのでした。
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by koharu65 | 2011-12-05 21:55 | 中国旅行記

北京のタクシー

 今回、北京市内の観光地をめぐるのに、どこへ行くにもタクシーを使った。タクシーを使わないと効率よく動くことができない。料金も比較的安く設定されているので、気軽に利用することができる。
 でも一方で、それは夫や義妹と一緒だからであって、一人だとこんなに上手くタクシーを使いこなせるかどうか自信がない。

 ガソリン代が高騰しているので、初乗り(3キロ)10元(120円)以上の距離の場合はメーターの金額に燃料チャージ代として2元、プラスされる。
 ごく一部だけれども、タクシーの乗降が禁じられている場所がある。
 必ず混む場所があるので、距離的には多少遠回りになっても、ドライバーはその道を避けたい。
 地元の人間ならいろんなルールや事情をよく知っているので、通る道にしても、上手くドライバーを指示したり、或いはドライバーの求めに応じて臨機応変に対応することができるのだが、もし私が一人で乗っていたら判断のしようがないので、どうしてもドライバー任せになってしまうだろう。
 それに一般的にいって、あまり上品なドライバーはいない。夫も義妹もそういうドライバーに対する話の仕方というのをそれぞれが違うやり方で心得ている。夫の場合はわりと命令調でやるので(もっともこれは日本人から見たら命令調に聞こえるのであって、中国人からすれば普通の言い方なのかもしれない)、私はそういうものの言い方が普通なのかと思っていたら、義妹と二人でタクシーに乗った時、全然やり方が違うのでちょっと驚いた。まずは窓から、すごく丁寧な言い方と物腰でどこそこへ行ってくれるか、とドライバーに頼むように話しかける。(夫はドアを開けて乗り込むのが先だ。私にも乗り込む前に行く先を言うな、と釘を刺す。)ドライバーも丁寧な口調で話しかけられると、悪い気はしないみたいで、わりと丁寧に応じてくれる。
 そして、夫と義妹とも、ドライバーとちょっとした世間話を交わすことが多いんである。
 彼ら同士のざっくばらんな会話は早口すぎるのとなまりがあるのとで、私にはあんまりよく聞き取れない。

 タクシーは台数から言えばたくさんあるようなのだけれど、利用する客もそれ以上に多いので、時間帯によってはなかなかつかまらないことがある。夕方のラッシュ時には、タクシーをつかまえようと、車道に身を乗り出して手を挙げている人が、あちこちにいる。
 タクシーを待って道路に立っていたら、黒のセダンがすっと寄って来たので何かと思ったら白タク(中国語では“黒車”という)の誘いだった。夫でさえ、白タクには絶対に乗らないというので、じゃあ、みんな警戒するんだから、商売として成り立つのかしら?と思っていたら、ある時、声を掛けられた白タクに目の前で乗り込んだ人がいた。しかも20代の若い女性だった。

 そういえば、もう何十年も前、浦安(千葉県)で相乗りの白タクに乗ったことが一度だけある。東京のベッドタウンとして住民が急激に増えているのに、バスやタクシーなどの交通機関の整備が追いつかず、終バスが出たあとの駅の正規のタクシー乗り場は毎夜、長蛇の列になった。その列のそばを柄の悪い男が車のキーをチャラチャラさせながら、低い声で地名を呪文のように唱えていく。どこどこ方面、という感じで。その時私はとっても疲れていて、週末かなにかでいつもにも増して長いタクシー乗り場の列に並ぶことに耐え切れず、初めて白タクに乗った。私も含めて客は3人、相乗りで、料金はひとりいくらと均一。普通に一人でタクシーに乗るのと同じくらいか、ちょっと安めだったと思う。結構良心的ですよね。
 道順からしたら本来私が2番目に降りるはずなのに、なぜか一番最後にひとりだけになって、すごくどきどきした。ドライバーは、間違えた、と言ってちゃんと無事に降ろしてくれたけど。
 その後、同じ駅を利用している知り合いの男性とたまたま白タクの話になって、彼の言ったことには、
「よく利用するけれど、以前、乗った車が片腕のドライバーだったことがある。片腕で、ハンドル離してギアチェンジするんだよ。」
さすがにその時はちょっと怖かったそうだ。


 話が逸れてしまった。北京のタクシーの話がまだあるのだけれど、続きはまた明日。
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by koharu65 | 2011-12-04 00:43 | 中国旅行記

北京のカルフール

 私の住んでいる場所は地方の保守的な土地柄で、イトーヨーカドーやジャスコが出店したのも他の土地と比べてずいぶん遅かったと思う。地元の商店街やスーパーを守るため、有形無形の規制がかかっていたようだ。
 今は郊外に大型店があるのは当たり前の時代になったけれど、我が家の近所にはたまたま今でもそういう全国展開の大規模店がなく、毎日の買物はほとんど地元のスーパーで済ませている。しかもこのスーパーが優れた店で、安さ一番、庶民の味方。近年の不景気でそれが評判を呼び、大きさとしては中規模ながら、土日には車が列をなし自転車置き場がいっぱいになるほどにぎわっている。
 というわけで(どういうわけだかよくわからないけど)、外資系のスーパーに足を踏み入れたことは一度もなかった。
 それで、北京でフランスのカルフールとアメリカのウォルマートというスーパーへ立ち寄ってみたら、見慣れぬ光景に圧倒された。
 都会に出てきた田舎のねずみみたいに、ものめずらしさに目を見開いて、きょろきょろうろちょろ。きっとあんまり写真を撮っちゃいけないんだろうなぁ、と思いつつ、人目を盗んで撮った。都会の人たちにとってはめずらしくもなんともないだろうけれど。

 下の写真はすべてカルフール(中国語名:家楽福)です。
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スッポンだよ。これは中国ならでは?

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送迎用の無料バス。店内やバスも原色の色使いが目に鮮やか。



 カルフールはほとんどの人がカートを使って、かごいっぱいに買物していた。これは多分、この場所が街の中心部からはちょっと外れていたからで、ホテルの近くの大型スーパー(名前を忘れた)や、繁華街にあるウォルマートでは一点二点だけといった買物をしてる人もたくさんいた。

 この日、義妹に、カルフールを見てきたけどすごいね、と言ったら、苦い顔をして、
「カルフールは評判悪いけど。」
というので、
「え?どうして?お客さん、たくさんいたよ。」
と聞くと、
「最近、値段の偽装があって。セールの値段をごまかしてたって。割引率を大きく見せかけてたとか。」
「へえ」
「それだけじゃなくて、人間関係が悪いみたい。上司が部下に向かって暴言を吐いたり、暴力を振るったりするって。
 あと、品物を納入させるメーカーに対して横暴で、値引きを強要したり、拒むと取引停止だったり。小さいメーカーは泣く泣く諦めるけど、あるインスタントラーメンのメーカーはカルフールの要求を拒んで商品が入れられなくなったけど、人気がある商品だから、品物がないとやっぱり困るってことになって、カルフールの方が負けたんだって。」
「へえ、でも、そういうのって、テレビのニュースでは流れないでしょう?どうして知ったの?」
「ネットで。」

 義妹は特に、労使関係について憤っていたようで、盛んに「人ってみんな平等でしょう!?」と言っていた。
 この言い方が実はちょっとおもしろいと思った。労使関係のいざこざと、人が平等であることの結びつきが、私にはどうもぴんとこなくて、そこを結びつける理屈がなんとなく日本人とは違うものの考え方のような気がしてならない。或いは彼女固有の考え方かもしれないけれど。
 まあ、それはともかく、中国のカルフールに実際に義妹が言ったような問題があるのかどうか、真偽のほどは私にはわからない。(値引きの強要に関しては日本の大規模店にもありそうな気がする。)ただ少なくとも、ネットにそのように批判が出回る事情がカルフールにあるのではないかという感じはした。
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by koharu65 | 2011-12-01 21:21 | 中国旅行記

北京・798芸術区

 その昔、お金のない若い芸術家たちが、閉鎖され打ち捨てられたからっぽの工場を安く借りて住んだのが、この北京798芸術区の始まりだったそうな。
 アトリエや工房など広い場所を必要とした芸術家たちにとって、住居としての設備に欠けた寒々とした倉庫で生活の不便さを耐え忍んだとしても、芸術への熱意の方がずっと勝っただろう。
 …というのが、私が聞いた話から想像したこの場所のロマンチックな始まり。てっきり、都会の真ん中からはじきだされた貧乏芸術家たちがやむにやまれず見出した居場所が、今日のように発展して社会に認められ正式な地位を獲得したのだと思っていた。
ところが調べてみると、798芸術区の公式サイトでも、ある日本の建築家の「北京・798」レポートにも、この地区は始めから「ギャラリーやアトリエとして利用され」てきたのだと書かれている。むむ、私のロマンチックな想像もちょっと色褪せてしまった。

↓798芸術区についてのわかりやすい説明はこちらからどうぞ。
http://media.excite.co.jp/ism/031/column.html

 それはさておき、おもしろいところがあるから行ってみよう、という話で、ここを訪れてみた。敷地がとても広いし、下調べもしていかなかったので、どこにどんなギャラリーや店があるのかちっとも知らない。タクシーを降りた後、ただぶらぶらと行き当たりばったりに右へ左へと見て歩いた。

 全体の感想としては、お天気のいい日に数人で、ものめずらしさに興じながら散策するには、おもしろいかもしれない。でも芸術的な価値とか意図とか或いは精神的なパワーといったようなものはあまり感じられらなかった。

 前述の「北京・798」レポートにこんな記述があった。
 今回、「798」を見てなにが面白かったのかという事を考えてみる。国営の軍事工場というスケールと明解な機能をもった建物群、それが不特定多数のアーティストやギャラリストに解放された時点で生まれた「ズレ」が面白さの要因だったのではないかと思う。

 798芸術区に足を踏み入れたときの異空間に迷い込んだかのような不思議な感覚はまさにこの理由によるものだと思う。だからこそ、いったんこの感覚を受け入れてしまえば、「ズレ」を「ズレ」と感じなくなってしまうのではないか。新奇なものは人々の目に晒され消費されることによって、ありきたりの風景に変わってしまう。

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 オブジェはどれも重苦しかった。私はもっと軽やかなのが好みです。
 「怒りを表すのは一番簡単だからね。」とは同行者の言。



 
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by koharu65 | 2011-11-28 21:06 | 中国旅行記

北京・天壇公園

 私が北京で一番好きな場所、天壇公園。

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写真のみ。


 
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by koharu65 | 2011-11-25 21:56 | 中国旅行記
 他に書きたいこともあるのに、旅行記がなかなか終わらない。まだ写真がたくさん残っているので、せめて写真だけでもアップしておこうと思う。

 鼓楼と鐘楼は時をつかさどる場所。ここも北京の中で私のお気に入りの場所である。特に鐘楼が好きだ。

「鼓楼」

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 たまたま太鼓の演奏が行われていた。一日に何度か、演奏されているようだ。
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 太鼓は全部で25張(はり)。ひとつが主太鼓で、あとの24張は、陰暦の24節気にちなんだものとなっている。24節気というのは、日本でもおなじみの例をあげると、春分夏至秋分冬至など季節の節目のこと。演奏していた太鼓はすべて複製品。当時の太鼓で残されているのは、ぼろぼろのこれ1張のみだそうだ。

「鐘楼」
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 鼓楼と鐘楼は一直線に並んでいる。鐘楼の鐘の下から向こうに見えるのが鼓楼。

 鼓楼も鐘楼もものすごく急で長い階段を登らなければならない。登るより下りる方が怖い。鼓楼を下りるとき、下から腰の曲がった小さなおばあさんが上ろうとしていた。その後ろからおじいさんが来て、「俺は上らないから。ここで待ってるよ。」と言う。チケット売り場の若い女の子が心配そうに覗きこみ、「下りる方が大変なのよ。昨日も怖くて下りれなくなった人がいたんだから。」と声を掛けていた。老婆はその忠告が聞こえていたのかいなかったのか、何のためらいも見せずに、ただ黙々と登り始めた。

 この付近には胡同めぐりの人力車がたくさん並んでいた。多すぎるほどの数。客引きもせずに、のんびり談笑している。こんなにたくさんいて、商売になるんだろうか、と不思議に思う。義妹に聞くと、会社に雇われてるんじゃないかな、と言う。
 こいでいる姿を見て、あんまり大変そうじゃないなぁ、と思っていたら、後で気がついた。電動アシストなんだ。人力車も汗水たらしてこぐ時代じゃないってことだ。
 そういえば、もう何十年も前、北京の道端で男がふたり、大きなシャベルを使って、汗水たらして大きな釜で甘栗を炒っていた。「あ~あ、金があったら自動で炒る機械を買えるのに。」と、ひとりが愚痴ると、もう片方が「そんな金があったら、もうこんな仕事しやしないさ。」と言い返してたっけ。はは。

 この後ここから歩いて南鑼胡巷へ。

 “南鑼鼓巷”は喫茶店やヨーグルト屋、アイスクリーム、小物、Tシャツなどちょっと変わったオシャレなお店が軒を並べている通りで、観光客も多く訪れるので相場が高いけれど、お土産を選んだりウィンドーショッピングするにはすごく楽しいお薦めの場所です。

 …という文章を去年の旅行記からコピーしてきた。去年より通りの様子がさらにこぎれいになったような気がする。義妹が、おしゃれにしすぎてもう胡同(路地、裏通りのこと)じゃないみたい、と情緒のない様子があまりお気にめさないようだった。地方から来た大学生の姪っ子を連れて来た時は、大喜びだったそうだけれど。

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 写真だけのつもりが、長々と書いたので、またまた時間がなくなる。旅行記はまだ終わらない。

 
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by koharu65 | 2011-11-24 22:19 | 中国旅行記

北京・午門から東華門へ

 午門まで来たら普通はそこから故宮を見物をするものだけれど、人混みの中を歩きたくなかったので、右へ逸れて門から外へ出た。
 すると遠くから高らかな歌声が。アーミーグリーンの制服を着た兵士たちが隊列を作ってよく通るテノールの声を響かせながら、今私が出てきた門をくぐり午門前の芝生の広場へと入っていく。兵士たちは広場に入って整列した後すぐに解散し、横にある建物に入って行った。終わりかな、と思いながらしばらく見ていると、また建物からバラバラと出てきて改めて整列している。その並び方がわりとぐずぐずしていて、きちんと並ぶまで少しずつあっちにずれたり、こっちにずれたり、にこにこ笑いながらやっていてなんだか楽しそうだった。皆、若い。整列し終わると、再び歌いながら行進し、さっきやって来た道を戻っていった。
 警備兵の交代の儀式だろうか。



 門の前にちょうど、遊園地の園内を回るような20人乗りくらいの電気自動車が止まっていた。東華門まで2元だという。東華門というのがどこだか知らないけれど、気持ち良さそうなので、乗ってみることにした。観光のカップルや親子連れで満員になったら出発。左手には故宮の高い壁、右手には水を湛えた水路が続く。その間を電気自動車は、とことこと、ゆっくり走る。他に車は走っていない。この電気自動車しか通行できないようだ。走りながら、一番前のお姉さんが水路の向こうに見える古い建物の解説をしている。言葉の端々が少し聞き取れるだけ。政府高官の住居だと言っているようだが、もしかしたら違うかもしれない。
 5分も走らないうちに車はあっけなく終点に着いてしまった。こんなに短かったんだ。ちょっとがっかり。

 以下の写真は車を降りてから東華門近くで撮ったもの。
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水路のほとりの情緒ある住居群

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故宮の壁と楼


 恒例(?)の結婚写真撮影に出会う。去年、天津でも遭遇した。
 女性があまりにも綺麗だし上手にポーズを取るので、もしかしたらモデルさんかもしれない。雑誌の撮影かな?でもそれにしては男性のほうはごつくてモデルには見えない。
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 この後、ここから歩いて、王府井へ出た。

  
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by koharu65 | 2011-11-23 16:46 | 中国旅行記

北京・天安門

 広場から再び地下道で長安街の下をくぐり、天安門前の歩道へと出る。
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 おなじみの天安門。
 テレビなどで、この上から国の指導者たちが手を振っている場面を見ることがあるが、入場料を払ってその同じ場所に上ることができる。
 チケットを買ってゲートに入ろうとすると、制止され荷物を預けるように言われた。少し離れたところに荷物預かり所があり、預かり料として2元を支払う。私の前の若い男性がバックパックを預ける際、中にパソコンが入っているか、と聞かれていた。若者が、入っている、と答えると、出して持っていくように言われる。どうしてだろう?理由はわからない。彼はバッグからノートパソコンを取り出し、手に抱えて行った。
 中国では時々、部外者にはよく理由がわからない規則があるので(でも理由はきちんとあるのだけど)、言葉がわからないと戸惑うことがある。(言葉がわかっても困惑することがある。)

 入場料15元(180円)+荷物の預かり料2元(24円)
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 これは、チケットの裏側。訳してみよう。
 左側の小さめの文字は、チケットが本物かどうか確認するための方法を説明している。
問い合わせについての説明
チケットを所持する者は以下のふたつの方法によって、チケットの真偽を確認することができる。
1.ネットで北京地方税務署のサイト(tax861.gov.cn)にログインして問い合わせる。
2.北京地方税務署サービスホットライン(010)12366に電話して問い合わせる。

 この“問い合わせについての説明”が書かれている部分の表側には、“領収書番号”と、銀色の部分を擦ると現れる“パスワード”が印字されている。多分、この番号を使ってチケットの真偽を確認するのだろうと思う。レストランや商店、タクシーなどで発行してもらう正式な領収書にはすべてこのようなナンバーが印字されている。

 メインに書かれている文章は以下の通り。(上の画像では切り取ってしまったが、右側には英文も併記してある。)
参観の注意事項
1、安全の確保のために、係員による安全検査にご協力ください。
2、拳銃(本物偽物)、弾薬、規定の刃物、ライター及び可燃物危険物の携帯は厳禁です。
3、天安門のイメージを損なうような各種広告宣伝物、筆記具、印刷物を携帯して参観しないでください。
4、バッグ、飲み物、食品や水など貴重品以外のものは指定の荷物預かり所に預けてください。
5、参観時はタバコを吸わないこと、痰を吐いたりゴミを捨てないこと、自ら進んで環境衛生を守りましょう。
6、柵や塀に登らないこと、文化財を大切に、貼紙や落書きをしないこと、大広間内は撮影禁止です。
7、酔っ払い及び身なりの整っていない者の参観をお断りします。

 訳していて、気がついた。パソコンは貴重品だから、荷物預かり所で預かることができなかったんだ。
5番の原文に“自觉维护环境卫生”(自覚的に環境衛生を守りましょう)という文があるが、この“自覚”という言葉を街頭の標語や公共の場でのアナウンスでよく見聞きした。「自ら進んで、意識して、積極的に、自主的に」という意味である。最近流行の掛け声なのかな。
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天安門の上の通路

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大広間の隣の展示室にて。
 皆すごく熱心に建国以来の歴代の首脳たちの写真を眺めていた。激動の歴史を感じる。

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天安門の上から眺める天安門広場。お天気が良かったらよかったのだけど。

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広場とは逆側の故宮の方向。

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天安門から降り午門へと向かう間に土産物屋が並ぶ。

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おもちゃのデモンストレーション。

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デモの効果満点。はい、ひとつお買い上げ。

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紫禁城(故宮)の南側入り口、午門の前。



つづく。


  
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by koharu65 | 2011-11-20 20:21 | 中国旅行記