過去を振り返れば羞恥心に苛まれ、未来を想像すれば不安に襲われる。ただ道を踏み外さないように、足元だけを見つめて一歩一歩進むのが精一杯。だからせめて足跡を残そう。


by koharu65

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宝くじを買おう

 ちょっといいことがあった次の日に降って沸いたように災難が訪れたりする。些細なことに動揺する己の柔な神経を恨めしく思いもするが、失望や落胆がなければ熱情や高揚もないだろうと自らを慰める。
 そうだ、明日、宝くじを買おう。昨日の福は今日の災いに繋がり、今日の災いは明日の福を呼び込むかもしれない。
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by koharu65 | 2008-05-30 00:00 | 雑感
ネット上に流布している中国語の詩を日本語に訳してみました。作者は不詳。

 『ぼうや、さあしっかりとママの手を握って』-震災で亡くなった子供たちのために
ぼうや、さあ
しっかりとママの手を握って
天国への道は
とても暗いから
ママは心配なの
頭をぶつけやしないかと
さあ
しっかりとママの手を握って
ママも一緒について行かせてね

ママ
怖いよ
天国への道は
とっても暗いんだ
僕にはママの手が見えない
あの時
壁が倒れて
お日様がなくなって
ママの優しい瞳も
もう二度と見ることができないんだ

ぼうや
行きなさい
その先の道には
何の心配事もないから
読み終わらない教科書も
パパのげんこつもないのよ
ちゃんと覚えていてね
ママとパパの顔を
生まれ変わった時にまた会うのだから

ママ
心配しないで
天国への道はとても混んでるの
友達がたくさんいるんだよ
僕たちは言うんだ
泣かないよって
誰のママでもみんなのママで
どの子供もみんなママの子供だから
僕がいなくても
生きてる子供を愛してあげて

ママ
泣かないで
涙の光では
僕たちの道を照らせないから
僕たちだけで
ゆっくりと行かせてね
ママ
僕はママとパパの顔を覚えてるよ
僕たちの約束を覚えてるよ
生まれ変わったらまた会おうね

《孩子快抓紧妈妈的手》——为地震死去的孩子们而作
孩子,快
抓紧妈妈的手
去天堂的路
太黑了
妈妈怕你
碰了头

抓紧妈妈的手
让妈妈陪你走

妈妈

天堂的路
太黑
我看不见你的手
自从
倒塌的墙
把阳光夺走
我再也看不见
你柔情的眸

孩子
你走吧
前面的路
再也没有忧愁
没有读不完的课本
和爸爸的拳头
你要记住
我和爸爸的模样
来生还要一起走

妈妈
别担忧
天堂的路有些挤
有很多同学朋友
我们说
不哭
哪一个人的妈妈都是我们的妈妈
哪一个孩子都是妈妈的孩子
没有我的日子
你把爱给活的孩子吧

妈妈
你别哭
泪光照亮不了
我们的路
让我们自己
慢慢的走
妈妈
我会记住你和爸爸的模样
记住我们的约定
来生一起走!

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by koharu65 | 2008-05-23 00:00 | 中国・中国語

共感

 中学の頃、校庭で友達が転ぶと、女の子の集団が我先にと駆け寄った。砂だらけになった膝を抱えて涙ぐむ友に、「大丈夫?」と、皆、口々に声を掛ける。私は輪の外にひとりぽつんと取り残されて、困惑していた。どうして、駆け寄って慰めの言葉を口に出すことができなかったのだろう。転んだ子の膝の痛さにすぐさま反応してすっと寄り添うことができない頑なさを持つ一方で、親身になって同情していなくてもそれを隠して適度にお愛想を言える如才なさはまだ持ち合わせていなかった。

 先日、姪の運動会を見に行ってきた。下の子は小学校に入って初めての運動会で、選抜リレーの選手に選ばれ、はりきると同時にとても緊張していた。上の子は徒競走で、去年も一昨年も5人中3位まで貰えるリボンが貰えなかった。自分では精一杯速く走ったつもりで、ゴールするまでは周りの様子など見えてなかったから、そんなに遅い順位だとは思わなかったらしい。順位の旗の下に連れて行かれようやく気付いて、しばらくは必死にこらえていたが、席に戻ると大泣きに泣いていつまでも泣き止まなかった。それが今年は、午前中の徒競走で早々にリボンを貰え、終始にこにこと運動会を楽しんでいた。
 運動会の最後のプログラムが選抜リレーで、下の子の組は始めから終わりまでトップで、安心して見ていられた。途中、ビリを争う組の子の一人がバトンの受け渡しに失敗し、大きく離された。落ちたバトンを拾って焦って飛び出したところ、すぐに今度は足がもつれて、ああ、と思った瞬間、その子は私の目の前で大きく転んだ。私はバトンを失敗した上に転んでしまった男の子の気持ちを慮った。けれど男の子はすぐさま立ち上がり、走り出した。その立ち上がった瞬間の表情がとても印象的だった。苦笑いしたのだ。悔しさでも悲しさでも恥ずかしさでもない、ただ、転んだという事実と再び走り出すことを受け止めただけの苦笑い。のびのびとした精神がそこにあった。私はなんだか胸が熱くなった。
 とてもいい運動会だった。
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by koharu65 | 2008-05-21 00:00 | 雑感

スノードーム

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受取人のいない欲望を
細かく砕いて
小さなドームの中に
閉じ込める

砕かれた結晶は
ドームの中で
くりかえし舞い続け
行き場のないまま
虚しさとともに
小さな世界を覆い尽くす

世界は
白く美しく清められ
肉体は
砕かれた欲望の下で
温もりを失う

 
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by koharu65 | 2008-05-20 00:00 |

遠く


暗闇
目を見開いても
同じ暗闇

地上では
誰かが叫び
誰かが泣き
誰かが喜び
誰かが祈ってる

遠く人々の鼓動

幾万の砕け散った命が
天に昇り
慟哭となって降りそそぎ
地上の息吹が
悲嘆にくれて震える

見えない私は
降りそそぐ慟哭に
ただ 身をすくめ
光を持たない私は
伝わる悲嘆の震動に
ただ おののく

人々の鼓動が
遠く

 
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by koharu65 | 2008-05-19 00:00 |

トノサマガエル

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 庭の池の縁に置かれた植木鉢の中に、トノサマガエルが二匹、並んでいた。仲の良い夫婦かと思ったが、調べてみたら体の模様から両方とも雌らしいとわかった。
 土と同じ体色、背中に葉のような線が一本、人の思惑などどこふく風とばかりに、悠然と座っていた。ああ、だから、殿様がえるなのか。
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by koharu65 | 2008-05-18 00:00 | 鳥、蛙、魚、犬、猫
 昨日5月14日のテレビ朝日報道ステーションで四川大地震のニュースを報道する中、メインキャスターの古館伊知朗が、中国政府が海外からの人的援助を拒んでいるということについてはどうでしょう、という話をコメンテーターの加藤千洋に振っていた。その際わざわざ“強権政府”という言葉を用いたり、四川の盆地の辺りは軍の施設が多いなどと紹介したり、含みを持たせた言い方をして、誘導したい方向性が見え見えだったのだが、それに対して加藤さんはきっぱりと、「(中国は人手は多くありますし)それどころじゃないんでしょう。」と答えていた。期待する答えを引き出そうとするしつこい古館さんに対して、加藤さんは、2度も、「それどころじゃないんでしょう。」を繰り返していた。加藤さんの言うとおりだと思う。

 中国外務省は15日、日本政府が申し出ていた国際緊急援助隊員の派遣受け入れを表明。
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by koharu65 | 2008-05-15 00:00 | 中国・中国語
 私はインドにいる。古ぼけた外車(乗用車)が線路の上を走っていて、その後ろに無蓋の客車が続いている。私たち4,5人の仲間はその先頭の外車のボンネットや屋根の上に座っている。始め、車がひっくりかえりはしないかと心配していたが、高い青空の下、車(列車?)は山あいの線路を順調に進んでいく。ボンネットの上の私の眼前には、緑の木々が広がり、澄み渡った空気が胸に染みこむ。とてもいい気分だ。
 途中、少し広くなった場所で列車が止まった。休憩を取るらしい。後ろの客車から中世のイギリスからやってきたような白いドレスを着て白い帽子をかぶった少女が2人、おもちゃのような小さな馬車を伴って線路脇にふわっと下りてきた。彼女たちは私たちのグループにいた子供と仲睦まじく何事か話している。
 ふと気が付くと、止まった車のちょうどその上に、大きな木の梢が覆いかぶさっている。木には真赤に熟した小さな実がたわわに実っていた。私は車の上に乗ったまま手を伸ばし枝を折り、赤い実を房ごと頬張った。とても甘い実だった。
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by koharu65 | 2008-05-14 00:00 | 夢の話
 奇妙な夢を見た。
 人とは異なる種族が森の中の村に住んでいる。私も住人である。その日は大勢の村人が集まり、木の家を建てるゲームを行っていた。皆が口々に数字を叫び、それに従って村長(むらおさ)が指示を出し、家が建てられていく。家は3間ほどの簡易な木の小屋で、村人の口にする数字によって床の面積や敷居の幅が少しずつ調整され変化しながら形が出来上がっていく。床板が張られ、柱と間仕切りのガラス戸が入れられたところで、私は村に吸血鬼の男が3人、入り込んでいることに気付く。それを村長に告げると、村長は吸血鬼の生態や弱点を探るために3人の娘を選んで送り込むことを決めた。そこで、集まった人々の中から村長が女性を選び始めた。私は、始めに報告したのは私だという後ろめたさを感じながらも、選ばれることを恐れ、群集の後ろに身を隠す。しかし、3人目に指名されそうになった娘がまだ年端もいかない少女だったため、私は思わず少女の前に出た。
 私を含む3人の女性は、3人の吸血鬼の男たちに近づき、彼らの住む町へと連れ立って行った。ところが、町に入ってすぐ、私たち3人の女性は怖くなって逃げることに決めた。私が空を飛んで彼らを引きつけているうちに、他の2人は走って逃げるということにして、私は屋根から屋根を飛びまわった。
 逃げ切れずとうとう一人の吸血鬼の男に捕まったので、私は観念して諦めたふりをし大人しく男についていった。吸血鬼は高いところが好きで、高い建物の屋根の上に縁台がしつらえてあって、そこに大勢の男女が集まっている。彼らの習慣として、男女の交わりの前に、女が男をロープで縛り縁台に開けられた穴から宙に吊るすという儀式があった。その儀式のために、私は男をロープで縛った。その時、私は男の首が絞まるように、密かにロープの縛り方を工夫した。そして男を穴へ滑り落とし、自分は急いで縁台から空へ飛んだ。
 空中にある障害物を避けながら、ともすると落ちそうになる高度を必死に空を掻いて保ち、上昇し、私は空を進んだ。
走って逃げてきた他の二人の女性と合流できたので、私たちは3人は、そこさえ抜ければ村に通じるという集合住宅の中に入り、追っ手を気にしながら、狭い化粧室の狭い窓をくぐり抜けようとしている。

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 どうしてこんな夢を見たのだろう。
 ひと月ほど前に見た、「荷物を抱えて」と題した夢に少し似たところがある。
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by koharu65 | 2008-05-10 00:00 | 夢の話

交差する想い

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会いに行こう
会いに行こう
あの人に会いに行こう

会いに行こう
会いに行こう
大事なあの人に

会いに行こう
会いに行こう
花束持って

会いに行こう
会いに行こう
あの人に

大事なあの人に
花束持って会いに行ったのに
あの人はいない
チャイムを鳴らしても
返事がない

泣きそな気持ちで帰って来たら
ドアの前に花束が

白いマーガレットの
小さな花束
ひとつ


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by koharu65 | 2008-05-03 00:00 |