過去を振り返れば羞恥心に苛まれ、未来を想像すれば不安に襲われる。ただ道を踏み外さないように、足元だけを見つめて一歩一歩進むのが精一杯。だからせめて足跡を残そう。


by koharu65

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アカツメクサ

 先日、今年はクローバーが隆盛だと、芝生一面のクローバー畑の写真を載せました。ふと気が付くと土手の斜面では、アカツメクサが幅を利かせている。
 クローバーはシロツメクサとも言う。今年はシロツメクサとアカツメクサの年なのですね。平地と斜面と、ちゃんと住み分けているところが賢い。

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by koharu65 | 2012-05-25 22:04 | 花の写真

中国映画『失恋33天』

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2011年11月公開
監督:滕華涛
主演:文章、白百何


 大物キャストや大物俳優が出ているわけでもない、舞台もほとんどが北京市内のオフィスや路上、お店の中という低予算映画。にもかかわらず、公開されるやいなや、予想に反して大ヒットとなったそうです。
 ラブコメディーです。
 ストーリーは、『失恋33天(失恋して33日)』というタイトルそのまま、20代の女の子が失恋してから33日間の出来事や心の動きを映し出したもの。

 監督の滕華涛という人は、大ヒットドラマ『蝸居(かたつむりの家)』を撮った人だそうで、それを知って、この映画のおもしろさ、上手さ、に納得。『蝸居』と同じように、ごく普通の人々の生活と、生活の中での細やかな感情の移り変わりを丁寧に描いていて、好感と共感を覚えました。
 ただ、共感という面においては、特に男女の愛情のあり方に関して、やっぱり中国人独特の感覚があって、これは私が歴史物でない中国映画を見る時いつも感じることなのだけれど、どうしても無条件に感情移入できない場面もあります。だからこそおもしろいと言えば、おもしろいのだけれど。


*以下、ネタばれあり。ご注意を。  









 さて、ストーリーの要は、主人公の女の子が失恋によって、今までの彼氏との付き合い方を振り返り、なぜ駄目になったのかということに徐々に気づいていくところにあります。その過程に彼女の同僚の男性が大きく関わってきます。
 失恋して仕事も手に着かないくらいに落ち込んだ女性が立ち直るために必要なのは、新しい恋である、…というのは常套手段だけれど、私はこの男性はてっきり正真正銘のゲイだと思っていました。なので、彼女と彼との間に新しい恋が芽生える可能性を始めから除外して見ていたので、最後に、ええええ~、そうなの?とちょっとあっけにとられたところがあって、それは私の誤解と言えば誤解なのですが、もしかしたら、ドラマチックな展開を狙って、わざと観客にそう誤解させるよな描き方をしたのではないか、と勘繰らざるを得ません。だとすると、ちょっとあざとい感じがして、その点、気になりました。
 印象に残ったのは、ウェディングプランニングの会社に勤める彼女が顧客として知り合った老夫婦の描き方。話の流れとしては、男女の愛情の難しさを味わいはじめたばかりの若い女の子が、この酸いも甘いもかみ分けた老夫婦に関わることによって、何かを得る、ということだと思うのだけれども、この老妻が語る過去の出来事、夫の愛人とのやりとりが大変印象的でした。
 妻のしたたかで賢い対応によって夫婦関係が保たれる、というのは、古今東西、事実としては変わりがないのではないか、というのが私の個人的見解です。しかし、この映画の展開では、若い女性が年齢を経た女性から男女関係に関して何かを学ぶ、という場面において、お手本として出てくる老妻の賢さが、私から見ると、ちょっと怖いような感じすらするしたたかさで、この辺りの描き方が、先に書いた、無条件に感情移入できないおもしろさの部分とも言えるでしょう。
 
 いかにもゲイ風の若者が、最後には一転して男らしく告白したり、自信を持って愛人をしりぞけることが妻の正当な権利であり夫婦の基礎を強固にするものだったり、都市の若者の新しくおしゃれなライフスタイルや自由な恋愛を描きながら、その根底には確固とした道徳観が居座っているように感じました。
 『蝸居』と通じるところがあります。

 でもそんなややこしいことは抜きにして(物事を複雑に考えすぎるのは私の悪いくせなので)、映像はきれいだし、主役の二人のやり取りがコミカルだし、ストーリー展開もテンポがいいし、とても楽しめる映画でした。



 姉妹ブログ『小春日和日記』もよろしく。
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by koharu65 | 2012-05-24 21:51 | 本・小説・映画

1970年代の寅さん

 先日、1970年代の「男はつらいよ」を見た。

 渥美清の若さもさることながら、時代が今と比べてずっとワイルドで、人の言葉も生き方も遠慮がなく、体でぶつかりあっている力強さを感じた。
 日本らしい日本の風景と、日本人らしい日本人がリアルタイムで、映像の中に生きている。
 「ALWAYS三丁目の夕日」のような後世の目から見た郷愁ではない、リアルな70年代。(三丁目の夕日は60年代だけど。)

 寅さんの映画は、テレビの放映で最後の方のものもちょくちょく見ているけれど、始めの頃はテキヤという職業に就いている寅さんの、はぐれもの、やっかいもの、という側面が前面に出ててよかった。
 新しくなればなるほど、寅さんが「いい人」「教え諭す人」になっていく。
 時代とか、演じる渥美清さん自身の年齢のこととかあって、仕方のないことなのだろうけれど。

 仁義のきり方とか、口上がかっこいい!聞いていて、本当にしびれる。
 やくざ者の(職業としてのやくざじゃなくて、やくざな奴、という意味での。)そういう「かっこよさ」と、でもやっぱりしょせんまっとな社会では生きられない「悲しさ」「さびしさ」と、男はつらいよの初期の作品は、そのふたつがバランスよく描かれていると思う。

 そして、もうひとつ、最も大事なのは、そういう「はぐれもの」を、怒ったり泣いたり笑ったりしながら、受け入れている家族や地域の人々の存在。寅さんという存在を許す寛容さと懐の深さが当時の社会にはあったのではないのかな。
 「昔はよかった」的な話をするのは、あんまり好きではないのだけれど、でも、草食系という言葉が流行るように一見、今の時代、優しさが重視されるように見えるけれど、本当に優しいのかしら?と思うときがある。

 帰ってくる寅さんを無条件に受け入れる柴又の人たち、外からふらりと現れる旅人としての寅さんを受け入れる他郷の人たち、そいうところに日本人の原風景があるような気がしてならない。
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by koharu65 | 2012-05-20 17:43 | 本・小説・映画

お知らせ

お知らせです。

ヤフーブログにブログを開設しました。

http://blogs.yahoo.co.jp/xdjm65

ここのブログも続けます。

ここでは、本や映画の感想、旅行記、人形作り、花の写真など、写真とともに比較的まとまった文章が多いですが、新しいブログの方は、短い文章を独り言のような感じで、ぽつぽつと書いていくつもりです。

こちらの文章は、なるべく一晩寝かせて推敲しながら書いてます。
あちらの文章は、思うにまかせて、なるべく修正せずに書きます。写真はなし。

もし、興味がありましたら、あちらの方も覗いてみてくださいませ。
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by koharu65 | 2012-05-18 23:12 | 雑感
 ゴールデンウィークに作り始めた人形がやっと出来上がりました。
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 顔と体は、いつも通り、米山京子さんの手法で作ってあります。

 重ね着のように見えますが、着物を3枚作って着せてあるわけじゃありません。見える部分の襟元や裾、袖口だけを部分的に重ねて、ボンドでくっつけてあります。

 帯は真ん中の太鼓の部分とリボンの部分と3つのパートに分け、別々に作って組み合わせました。ホックでつけ外しできます。

 四苦八苦して着物を縫い上げ、さあ、完成間近と思っていたら、髪の毛はもっと大変で時間がかかりました。
 取り分けた毛の束の端をまとめてボンドで固定しながら、少しずつキャップに張り付けていき、かつらを作るのですが、こういう根気のいる作業ってすごく苦手。体力と気力を消耗しつくしました。


<参考>
河村かつら店:http://www.dollhair.jp/shop-2.html
ここで、“みの”という人形の髪の毛用の束とヘアーキャップを購入しました。みのは合成繊維のものです。

髪の毛(かつら)の作り方は、下記のサイトを参考にしました。
maridoll:http://homepage3.nifty.com/maridoll/ 
左のメニューのworkshopの中に写真つきの作り方があります。


 なにはともあれ、できた人形は愛おしく、いつまで眺めていても飽きないのでした。ちょっと顔がね、どうしても気が弱そうなお顔になってしまうのだけれども。
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by koharu65 | 2012-05-17 21:51 | 人形作り

庭の花々(2)

5月はバラの季節。

c0173113_22471311.jpg♪情熱の~赤いバラ~♪

c0173113_22471967.jpgエレガント、気品、といった言葉がお似合いの黄色いバラ。

c0173113_224879.jpgピンクのお嬢さん。

c0173113_22481114.jpgふわふわのドレス。

c0173113_22485850.jpg愛らしい鈴蘭、でも根には毒が…。

c0173113_2249218.jpg紫蘭。白なのに紫蘭とはこれいかに?「そんなの、しらん」(^_^;)

c0173113_22494983.jpgマーガレット。


 さて、最後の一枚は、散歩途中の公園にて。一面のクローバー。野原では、毎年繁殖する植物が変わります。こんなにクローバーが広がってるのは今年の景色。

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by koharu65 | 2012-05-10 22:52 | 花の写真

庭の花々(1)

 ブログの更新が一週間以上も滞ってしまいました。連休中に人形を一体仕上げようと決心し、制作に熱中していたので、こちらがおろそかになりました。
 その人形はまだ仕上がりません。髪の毛を本格的な日本人形のような髪にしようと、スガ糸という細い絹糸を使ったのですが、なかなかうまくできず、仕切り直しです。扱いやすく加工してある糸と人形用のヘアーキャップをネットで見つけ、注文しました。届くまで制作はしばらくおあずけです。(なるべく既製品は使わず自前の材料で、と思ったのですが、細い糸がばらばらと抜け落ちるし、扱いにくく、とうとうギブアップ。)

 さて、人形のことで頭がいっぱいで書くことが思い浮かばないので、3月から5月にかけて庭で撮った花の写真をアップします。


《3月》

c0173113_2233353.jpgクロッカス

c0173113_22335153.jpgミニ水仙

c0173113_22334292.jpg言わずとしれた桜。これは我が家のものでなく、お隣の家の木です。

c0173113_22412475.jpgふくらんだ花桃のつぼみ。ひとつの木に赤とピンク、二つの色の花が咲きます。今年は花が少ししか付きませんでした。もう老木なので、あまり調子がよくないみたい。


《4月》

c0173113_22345385.jpgアネモネ。3月からずっと次から次へと花が咲き続けました。

c0173113_22345462.jpgビオラ。クラッシックコンサートの観客席みたい。大勢のすました顔。

c0173113_22352926.jpg忘れな草。奥(右上)の緑の花はクリスマスローズ。



 写真がたくさんになってきたので、分けます。5月の花は次の記事に。

 
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by koharu65 | 2012-05-10 22:43 | 花の写真

領土問題

 今年2月の河村たかし名古屋市長の「南京事件はなかったと思っている」という発言や、4月に石原慎太郎東京都知事がワシントンで「東京都が尖閣諸島を購入することにした」という発言などに対して、中国ではさぞかし批判が激しいことだろうと、北京にいる夫に様子を聞いてみると、
「いや、静かなものだよ。どうってことない。」
とのこと。
「ええ?どうして?」
「裏で政府同士の話がちゃんとついてるんだろう。」
「へえ?事を荒立てないほうがいいって両方で了解してるってこと?」
「一昨年の漁船の件で、懲りたじゃないのかな。政治的にもめると経済的に混乱するって。」
「そうだねえ、日本と中国は、経済的にはもう切っても切れない関係だものねぇ。」
「まあ、新聞なんかでは、あの人たちは“瘋子”だから、ってことになってる。それより、今は南シナ海でフィリピンと一触即発の状態だから、そっちの方が大ごとだ。軍艦が出て睨み合ってる状態だから、いつ何があってもおかしくない。」
「どうなるのかな?」
「どうだろうね。最終的には話し合いで双方撤退するんじゃないかと思うけど。」

 領土問題というのは、どちらが正しいかという判断はとても難しい。どちらも手放すことのできない主権を主張するために自国の正しさを信じるしかないのだから。



 先日読んだ『日本の名著33--福沢諭吉』(中央公論社)という本の中で、福沢諭吉の次のような言葉が印象に残った。
「余輩の主義とするところは、戦いを主張して戦いを好まず、戦いを好まずして戦いを忘れざるのみ。」

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by koharu65 | 2012-05-01 12:01 | 雑感