顔と体は、いつも通り、米山京子さんの手法で作ってあります。
重ね着のように見えますが、着物を3枚作って着せてあるわけじゃありません。見える部分の襟元や裾、袖口だけを部分的に重ねて、ボンドでくっつけてあります。
帯は真ん中の太鼓の部分とリボンの部分と3つのパートに分け、別々に作って組み合わせました。ホックでつけ外しできます。
四苦八苦して着物を縫い上げ、さあ、完成間近と思っていたら、髪の毛はもっと大変で時間がかかりました。
取り分けた毛の束の端をまとめてボンドで固定しながら、少しずつキャップに張り付けていき、かつらを作るのですが、こういう根気のいる作業ってすごく苦手。体力と気力を消耗しつくしました。
<参考>
河村かつら店:http://www.dollhair.jp/shop-2.html
ここで、“みの”という人形の髪の毛用の束とヘアーキャップを購入しました。みのは合成繊維のものです。
髪の毛(かつら)の作り方は、下記のサイトを参考にしました。
maridoll:http://homepage3.nifty.com/maridoll/
左のメニューのworkshopの中に写真つきの作り方があります。
なにはともあれ、できた人形は愛おしく、いつまで眺めていても飽きないのでした。ちょっと顔がね、どうしても気が弱そうなお顔になってしまうのだけれども。